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ことだま日記

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お釈迦様の教え 仏像7

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このお釈迦様はインドで求めた仏像です。この仏像の姿は結跏趺座(けっかふざ)、つまり、お釈迦様が悟りを開きブッダ(釈迦如来とも言う)となり、悟りの世界に思いをめぐらし、悟りの素晴らしさを自らがよろこびに浸っているかのような姿であります。
日本の仏教でも、座禅を組み、無我の境地に至る時にはこの姿「結跏趺座」の姿をします。

釈迦如来は「人生は苦なり」と言いました。世界の宗教家の中で、「人生は苦なり」と言ったのはお釈迦様だけです。その苦とは「四苦八苦」の苦しみのことです。つまり、人間は生まれながらにして、等しく、年老いていく苦しみ。病いになる苦しみ。必ず死んでいかなくてはならないという苦しみや、愛別離苦などの苦しみを受ける、それが人生である、と教えました。

これらの苦は、もともとのがれなれない苦であつて、これから逃れようとすると、迷うとも教えてくれました。自らの苦から逃げるのでなく、受けていく。そして、その受けた苦の中にこそ真のよろこびがある、と言うのです。「病を受けて、はじめて生かされているよろこびを味わう」「死があるからこそ命の大切さを知る」等という、悟りの教えを説いたのが、釈迦如来の教えで、そのような教えを説いているような姿の仏像です。
by butda2 | 2013-05-18 21:06 | お釈迦さま