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ことだま日記

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聖徳太子の絵像

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               専念寺の聖徳太子絵像
 聖徳太子(574~622)は推古天皇の摂政として政治を行い、遣隋使を派遣したり、冠位12階や憲法17条を制定したことは有名です。

 中でも、憲法17条に「篤ク三宝ヲ敬へ 三宝トハ仏法僧ナリ」と制定して、国民すべてに三宝を敬うことを奨めました。(三宝=仏 法 僧のことで、仏を敬い、仏の教えを敬い、寺などの教団を敬うこと)また、自らも法隆寺や四天王寺を建立して、深く仏教に帰依しました。

 こうして、聖徳太子は「和国の教主」、日本仏教の始祖と崇められ、「上宮太子(じょうぐうたいし)」とも称されました。

 親鸞は、聖徳太子を観音さまの生まれ代わりと称されて尊敬し、叡山を下山して、法然上人のもとに行く決心をしたのも、太子の夢告によるとも伝えられています。

 聖徳太子は、このように日本仏教の開祖として大切にされ、仏教の宗派をこえて太子の絵像を安置しています。真宗寺院でも内陣や余間に絵像が掛けられています。
by butda2 | 2013-07-21 15:32 | 山寺の仏たち