ことだま日記

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南日本新聞「ひろば」より

             志布志事件裁判から学んだこと
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 2003年の志布志・県議選事件で、07年無罪判決を言い渡された住民が、容疑者とされ、心身の苦痛を訴えて、国や県に損害賠償を訴えてきた判決が5月15日、鹿児島地裁で言い渡された。
 鹿児島地裁は鹿児島県警の捜査の違法性と、鹿児島地検の注意義務違反を認め、訴えていたいた住民らに賠償を命じた。
 これまでの12年間を振り替えって、先日、地元紙の南日本新聞に、下記のような感想の一端を投稿し、掲載されていたので、紹介させていただきます。
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        「志布志事件裁判から学んだこと」

 2003年に起きた県議選に絡む志布志事件で、無罪が確定していた住民らが、国・県に対して損害賠償を求めていた裁判の判決が先日、鹿児島地裁であった。地裁は、鹿児島県警の捜査の違法性と鹿児島地検の注意義務違反を認め、無罪が確定していた住民らへの賠償を命じた。
 私は事件からしばらくして、知人の逮捕がきっかけになり、県警の捜査の在り方に疑問を持った。多くの支援を得て「住民の人権を考える会」をつくった。それまで裁判を傍聴したことも、県議会を傍聴したこともないごく普通の市民だった。
 初めてのことばかりだっt。特に最初の裁判の傍聴のとき、逮捕・起訴された人たちが手錠をかけられて入廷して来た姿にはがくぜんとした。
 法廷では最初に真実のみを証言するよう宣誓する。だが、出廷するどの捜査員も判決にある「取り調べは不相当な誘導やどうかつがあり」とは違う証言をした。これが密室での取り調べの盲点であることと「可視化」の重要性について初めて学んだ。
 何の証拠もなく、有罪を期待できないのに、漫然と裁判を続けた責任は誰にあるのか。違法捜査の判決が出たからには、県警は真しに住民と向き合ってほしい。
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 これまで12年間、学びの多い志布志事件であった。 以上が南日本新聞の「ひろば」欄に投稿し、掲載された文章ですが、私の本音としては、裁判を通して、真実を明らかにしない県警や検察に対する憤怒の気持ちを書きたいのだけれども、掲載がボツにならないよう、抑えて、抑えて書きました。

 刑事法改革の関連法案が衆議院本会議で審議入りしたけれども、「冤罪を防ぐための改革になっていない」と専門家は批判しています。 いつになったら冤罪を防ぐ刑事司法改革ができるのでしょうか。嘆いています。

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by butda2 | 2015-05-25 11:42 | Trackback
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