毎日新聞鹿児島版「はがき随筆」より
毎日新聞鹿児島版にあるコラム「はがき随筆」に毎月投稿しています。今回も、何時ものように、先日掲載された小生の随筆を掲載させていただきます。
なお、前回10月に「喜寿を迎えて1」が掲載されましたので、今回はその続きとして「傘寿を迎えて2」を投稿しました。
「傘寿を迎えて2」(H27、11、13掲載) ついに80歳の坂を越えたが比較的元気である。父は85歳で他界したが、私の歳までには脳梗塞を3回も患った。私は住職の座は2年前に譲ったが、今も現職の僧侶として人々に向き合って生かされている。
かつて50代の頃からは教育委員や保護司などいろいろ仰せつかったが、今は何もない。会議に呼ばれることもない。日課は寺の法務と境内の清掃。時々ワープロに向かって年4回発行の寺報の作成と随筆の推敲に費やす。喜寿を目前にした家内と月数回の外食を楽しむ。
傘寿を迎えて、平凡にして孤高な老いの日々と自己満足している。