山寺に春の訪れ
今年の冬は例年になく寒さが厳しかったような気がしました。当地では雪はチラホラ降りましたが、積雪はありませんでした。それでも毎朝霜が強く、よく三寒四温と言いますが、寒い日が連続して、暖かい日が少ないでした。
こうした寒い冬でしたが、境内の樹木や草花は、しっかりと季節の移り変わりを受け止め、春の訪れを告げてくれています。
黄色の水仙は、どんなに寒くとも霜にうたれて萎えることはありません。境内の椿も次から次に花を付け、次から次に花を落としています。
境内の梅の木は種類によって花が咲く時季が随分違いますが、早い種類の梅はすでに散ってしまっていますが、遅咲きの白梅は2月の終わりの今が満開です。
椿や梅の花には、メジロがよく蜜を吸いに群れていますが、メジロは八重咲きの椿にはほとんど群れていません。一重の花を好んで群れています。 寒かった冬ではありましたが、春は着実に一歩一歩山寺に春の訪れを告げています。