ことだま日記

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カテゴリ:寺を彩る植物たち( 41 )

初冬の境内を彩る山茶花

               初冬の境内を彩る山茶花
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 6月のはじめに植えたサルビアは12月の半ばになっても寒さにめげず、まだ咲いています。そろそろパンディーに植え替える準備中です。
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 境内の周りの花木にはほとんど花が咲いていませんが、その中で「山茶花」だけは花を一杯咲かせています。
 山茶花(サザンカ)は、ツバキ科の耐寒性常緑樹で、同属のツバキと見分けが難しいですが、サザンカは葉っぱがギザギザしています。そして、花びらがツバキと違ってバラバラに散ります。
 野生のサザンカは部分的に淡い桃色を交えた白ですが、植栽される園芸種の花は赤やピンクなど様々あります。
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 よく唄われる歌に「さざんかの宿」(大川栄策)がありますが、その歌詞をよく見ると、とても面白い歌詞です。
 ちなみに、「くもりガラスを手で拭いて あなた明日が見えますか」で始まります。くもりガラスを手で拭いたぐらいで、私には明日など見えません。と言いながら、私はこの歌を好んで歌います。




 
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by butda2 | 2013-12-13 08:19 | 寺を彩る植物たち | Trackback

秋を彩るピラカンサ

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           枝もしなえるほど果実を付けたピラカンサ

 我が家のピラカンサは、毎年、枝がしなえるほどに、真っ赤な果実をたくさん付けています。

 ピラカンサは、バラ科の常緑性の低木で、春には白い花を咲かせます。秋から冬にかけて、赤や柿色の、つやつやした果実を付けます。 果実は密集して付けて、果実の重さでピラカンサの枝がしなるほどになります。

 ピラカンサは、刈り込んで庭木にしたり、生け垣にしたり、また、鉢植えにして楽しんでいる人が多いようです。

 真っ赤に熟れたピラカンサを、メジロがついばんでいる様子を見ていると、メジロが大きな口をして、それこそ目をしろくろしてピラカンサの実を飲み込んでいるしぐさがとても滑稽です。

 真冬になり、だんだんと寒さが厳しくなってくると、やがてヒヨドリが来て、ピラカンサをついばむようになると、数日で食べ尽くしてしまいます。ヒヨドリを追っ払うと、何処に隠れているのか、メジロがすぐ来てピラカンサをついばみます。判官びいきとでもいいますか、弱いものに加勢してやりたくなるのが人情なのではないでしょうか。
 
それにしても、今年も例年通り、ピラカンサの枝がしなるほどに果実を付けて、秋の境内を彩っています。
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by butda2 | 2013-11-14 22:34 | 寺を彩る植物たち | Trackback

秋を彩るツワブキの花

 
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             境内の秋を彩るツワブキの花

 早いもので、もう11月の半ばになろうとしています。鹿児島でも北西の風がだんだんと強く吹き、木枯らしの吹く本格的冬が間もなくやって来ます。

 清少納言は「秋は夕暮れ・・・」といいましたが、たしかに秋の夕暮れには何となく、しっとりとしたような趣があります。
 こうした秋の風情にふさわしい彩りを添えてくれるのは、ツワブキの花ではないでしょうか。

 秋を彩る花には、コスモスもあります。野菊も咲きます。畑にはソバの花も咲いています。どれもこれも、それぞれに秋の趣があって、味わい深いものがあります。

 「仏説阿弥陀経」というお経に、「青色青光(しょうしきしょうこう) 黄色黄光(おうしきおうこう) 赤色赤光(しゃくしきしゃくこう) 白色白光(びゃくしきびゃくこう」という経文があります。つまり、池の蓮は、「青色の蓮は、青色の光を 黄色の蓮は黄色の光を 赤色の蓮は赤色の光を 白色の蓮は白色の光を放ちて、それぞれが、それぞれに良くて、輝いている」。比べられない美しさがある。と説いてあります。

 秋を彩るツワブキも、秋に咲く他の草花と同様に、見る者の眼を楽しませてくれます。まったく、お経の文句の通りです。
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               参道に咲くツワブキの花
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by butda2 | 2013-11-12 20:09 | 寺を彩る植物たち | Trackback

秋を彩る境内のコムラサキ

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               秋を彩る境内のコムラサキ

 毎年咲きますが、ムラサキシキブなのか、コムラサキなのか定かでありませんが、境内に実を付けるのは「コムラサキ」ではないかと思います。
 ムラサキシキブは、実がまばらなのに対して、コムラサキは実が密集していると言われていますので、きっとこの写真のものは、コムラサキだと私は思っています。
 
 ムラサキシキブにしても、コムラサキにしても、秋の深まりと共に、付ける実の紫はとても鮮やかで非常に高貴な色です。そして、とても秋にふさわしい趣があります。

 色の中でも、「紫」は高貴な色として、日本では古くから用いられてきたのではないでしょうか。特に身に付ける衣などは、その道に秀でている人しか用いられないしきたりが、今でも通用しているのが一般的ではないでしょうか。
 それほど「紫色」は、上品で高貴な品格を表す色を感じます。

 私は、「コムラサキ」を見ていると、秋の深まりを感じ、もの思いに沈み、そしてまた、自分の人生を振り返るような、複雑な感傷に引き込まれてしまいます。
 確かに、紫色の「コムラサキ」は、高貴な色の実を付けて、もの思いに引き込むような不思議な植物ではないかと思うことであります。
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by butda2 | 2013-11-05 20:51 | 寺を彩る植物たち | Trackback

椿のハツアラシが咲きました

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              ハツアラシを花瓶に挿して

 10月の半ばが過ぎて、裏山に行ってみたら、椿のハツアラシ(「初嵐」)が咲いていました。ハツアラシは、数ある椿の中で、秋になると咲く珍しい椿です。
 ハツアラシは、抱え咲の白い花で、蕾はまるで和菓子にある白玉ようです。ここから別名「白玉椿」と言われるのだそうです。

 我が家のハツアラシは、毎年10月になると咲きますが、どうもまばらに咲くので、写真を撮るのにあまり向いていません。
 そこで、花の咲いている枝を2、3摘んで、家内に花瓶に挿してもらい、写真に撮りました。

 話によると、昔の武士は椿の花を好まなかったと聞きました。どうやら、椿の花が散るとき、花びらが散るのでなく、咲いたままポトンと、首から落ちるのが気に入らなかったようです。
 今も昔も、人間の「死」については敏感で、いろいろと縁起を担いで、迷信にも本気になっている人もいます。
 日の良し悪しのことを気にしたり、方角のことなど、今でも真剣になって話す人もいます。

 仏教の言葉に「本当のことを知らない人は、本当でないことを、本当にする」とあります。本当のことを知るには、学ぶことしかありません。
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by butda2 | 2013-10-26 06:06 | 寺を彩る植物たち | Trackback

秋の境内を彩るマツバボタン

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               境内の花壇に咲くマツバボタン

 秋も深まる10月の中旬、境内にはサルビアをはじめコスモス、ニチニチソウなどが咲いていますが、その中でも、ひときわ目立っているのは「マツバボタン」の花です。

 ほとんどの寺がそうであるように、先ず、境内の掃除、美化は、寺院に勤める者の大切な職務(修業)の一つだと思います。
 山門をくぐって、境内が整然として、季節季節の花の彩りがあると、思わず心が癒されます。

 マツバボタン(松葉牡丹)は、花壇に這うように広がって生えています。葉は多肉質の棒状で、先端が短く、やや尖っていています。
 マツバボタンは1年草ですので、種を蒔くか、または挿し芽をして増やしますが、そのままにしていても、翌年には芽が出て、写真のような花を咲かせてくれます。

 一方、境内の銀杏は、秋の深まりとともに、今から落葉が始まり、また、冬の掃除の格闘が始まります。釈迦の弟子のように「チリを払い、悪を除け」と、称えながら頑張りましょう。人生の修業だと受け止めて・・・。大袈裟ですか。
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by butda2 | 2013-10-13 04:23 | 寺を彩る植物たち | Trackback

秋の境内を彩るツルボ

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                秋の境内を彩るツルボ

 ツルボをいつ頃、誰が植えたのか分かりません。毎年、秋の始めごろになると、必ず密集して葉っぱを出して、彼岸の頃には花を咲かせ、境内に彩りを添えてくれます。

 ツルボはユリ科の多年生植物で、土手や田の畦などによく見られる野草です。境内に咲くツルボは、人のよく通る芝の中でも、秋になると頭をもたげて、花を付けます。冬には、まったく姿を消してしまうので、忘れられてしまいます。花の咲く期間は、半月ぐらい咲いています。

 ツルボは、地下に2~3cmの卵球形の細長い球根があります。食糧難の頃には、この球根を食用にしたという記述もありました。
 秋になると、彼岸花のように、突然あらわれ、高さ30cm程の花茎を覗かせ、薄紫色の花を咲かせます。一本一本をよく見ると、花は繋がって密集して咲いています。

 ブログを始めて感じることは、仏像にしても、植物や草花にしても、通り一辺のことしか知らず、また、そのことにも気付かなかった自分を、発見したことでした。
 今年9月の始めに78歳になりましたが、これからも、ブログを通して仏教のことを中心に、山寺の周りの植物や風景などに目を向けて、老後を楽しみながら、出来るだけ毎日、発信していきたいと思います。
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by butda2 | 2013-09-30 05:16 | 寺を彩る植物たち | Trackback

秋をつげる彼岸花

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                境内を彩る彼岸花(リコリス)
 彼岸花は曼珠沙華(マンジュシャゲ)と呼ばれる球根の多年草。毎年ちょうど秋の彼岸頃に花を咲かせるので、とても印象に残る花です。
 ただし、この写真の花は、正しくは「しょうきずいせん」といい、彼岸花科ヒガンバナ属で「リコリス」とも言います。ギリシャ神話の海の女神「lycoris」の名前からと取った名だそうです。

 彼岸花は、中国原産の植物で、古い時代に日本に持ち込まれた帰化植物の一つだそうです。元来、彼岸花といえば、真っ赤な花を連想しますが、境内には黄色や白色の花が庭先に咲いています。
 でも、水田の土手などに咲いているのは、真っ赤な彼岸花だけで、それ以外の色の彼岸花はまったく見かけません。

 「暑さ寒さも彼岸まで」とは、よく言ったもので、朝夕はめっきり秋の気配がします。昼間の暑さも、真夏の暑さとはちがい、木陰に入ると心地よい秋風が吹いています。

 間もなく仲秋の名月が来ます。「月づきに 月みる月は多けれど 月みる月は この月の月」とか、秋の月は、それぞれの満月の月と風情が違います。

 古より、月をめでる風習があるのは、日本人だけの感性のようです。
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by butda2 | 2013-09-19 06:40 | 寺を彩る植物たち | Trackback

メダカの池のホテイアオイ

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            涼しげなホテイアオイの花とメダカたち
 メダカの池に毎年ホテイアオイを浮かべます。メダカはホテイアオイの根に卵を産み付けますが、そのままにしていると、卵がふ化しても、メダカが食べてしまい、メダカの子はほとんど育ちません。
卵を産み付けたら時々別な容器に入れてふ化させると、いくらでも育ちます。

 ホテイアオイは葉の付け根がまるくふくらんで、布袋さんのお腹に似ていることから名付けられた名前で、この丸くふくらんだ部分が浮き袋の役割を果たして、ぷかぷかと浮いています。

 毎年、夏になると涼しげな紫色の花を咲かせます。
 ホテイアオイは寒さに弱く、山間地の山寺では越冬できず、毎年知り合いの方から分けていただきます。
 ホテイアオイの繁殖はおおせいで、油断をすると池いっぱいになります。

 メダカの種類はいくつかありますが、大別して、本来の黒ずんだメダカと赤みがかった緋メダカ、それに白っぽい白メダカの3種を、池で飼育しています。
 メダカとホテイアオイはよく似合います。
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by butda2 | 2013-08-03 09:26 | 寺を彩る植物たち | Trackback

夏に咲くポーチュラカ

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               境内の夏を彩るポーチュラカ
 今年の夏の天候は異常です。6月の下旬に梅雨が明けてから7月いっぱい雨らしい雨はほとんど降っていません。もう8月になりましたが、天気予報を見ると、まだしばらくは降りそうにありません。
 ところが、山口県や日本海側の島根県から新潟県など、大変な雨量で、大洪水が発生しています。
ここ志布志では、干ばつに近い状態です。

 雨が降らずに、境内の草花は日中はぐったりと、しおれています。
 それにもかかわらず、ポーチュラカは、暑い日照りを我がものがおで、美しく咲いています。
 ポーチュラカは、松葉ボタンと同じ科の植物で、暑さには強い植物のようです。白と赤の花を咲かせています。

 桜島の灰は、夏になると東風になって、薩摩半に降るのが通常ですが、今年は夏になっても西風が続き、毎日、桜島の灰に見舞われ、網戸をしていても部屋はざらざらです。
 異常な天候にもかかわらず、ポーチュラカはのびのびと咲いています。
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by butda2 | 2013-08-01 06:53 | 寺を彩る植物たち | Trackback