ことだま日記

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臼杵の石仏

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臼杵の石仏(臼杵の磨崖仏ーまがいぶつ)と言えば、大きな仏像から頭が落ちて、像の前に頭部が置かれている光景を思い出します。
この光景が臼杵の石仏という印象を、私たちに強く与えています。
普通、頭部だけの仏像は、異様な感じがしますが、臼杵の石仏は、よく見ますと穏やかな顔をされた石仏です。

この石仏は、真言宗など密教を代表する「大日如来」さまです。

平成6年に保存修復されて、本来の姿になっています。
この修復を受けて、磨崖仏ではわが国初の国宝に平成7年に指定されたということです。

この石仏は、臼杵の磨崖仏に御参りしたときに求めたものですが、ある時、落としてしまって、少し傷を着けてしまいました。
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by butda2 | 2013-06-29 09:41 | 山寺の仏たち | Trackback

可愛いプラティア

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プラティアはキキョウ科の植物です。
星の形をした小さな花です。繁殖力も旺盛で、日当たりがよく、風通しのよい所に這うように繁殖します。

-3度位の冬の寒さにも耐えられ、冬は葉っぱは枯れますが、春には芽を出し、4月の半ば頃から小さな花を咲かせます。

「一隅を照らす」という言葉がありますが、アジサイやダリア等はそれなりの存在感があり、誰の目にも止まりますが、プラティアは目立たず、気がつかない人には踏まれることもしばしばです。
それでもプラティアは、しっかりと根を張り、自分の命を守り、花を咲かせて、境内の一隅を照らしてくれています。
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by butda2 | 2013-06-28 15:20 | 寺を彩る植物たち | Trackback

大日如来さの姿

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如来さまについて紹介します。薬師如来さまでも説明しましたが、如来とは悟りを開かれた仏さまのことで、菩薩さまとは、如来ささまにつかえて修行して、やがて如来さまになられる方であります。

真言宗など、密教系の本尊は「大日如来」でありますが、大日如来には二体の異なる仏像があります。
一つは、目を閉じて、体の真ん中で左手の人差し指を、右手で握って何かを祈祷しているような姿(この姿を智拳印ーちけんいんーと言います)ーこの姿の仏像を「金剛界大日如来」(こんごうかいだいにちにょらい)と言います。
二つには、写真の仏像のように、両手を重ねて親指を合わせている姿(この姿を法界定印ーほっかいじょういん)ーこの姿の仏像を胎蔵界大日如来(たいぞうかい)と言います。

金剛界大日如来は、宇宙のあらゆるもの(森羅万象)を創りだすエネルギーを表して、胎蔵界大日如来は、宇宙の森羅万象(しんらばんしょう)が、母親の胎内のような大日如来の懐(胎)に優しく包まれいる慈悲を表して、この両者そろって、はじめて密教の世界観が成立しているのです。

私は、密教についてはあまり知りませんが、大日如来は密教が生み出した仏で、すべての仏、菩薩をはじめとするあらゆる存在(森羅万象)は、大日如来から生まれ、やがて大日如来に帰っていくと考えられています。
従って、私たち人間は、大日如来から生まれ、やがて大日如来の悟りの世界に帰っていくと考えます。
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by butda2 | 2013-06-27 15:15 | 山寺の仏たち | Trackback

清楚に咲くネジバナ

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境内には芝生を植えてあるところがありますが、その芝生のところどこに「ネジバナ」が毎年顔を出して、6月の中頃から清楚な花を咲かせます。
植えた覚えはないのですが、芝を植えるときにすでに混じっていたのでしょう。

境内の芝生は誰でも立ち入りができるので、人に踏まれたり、芝刈りをしたりしますが、それでも時期が来れば現れて、そして、やがて花を咲かせます。

ネジバナは、ラン科ネジバナ属の多年草。花がねじれるように咲く様子から、「ネジバナ」の名前が付いたようです。
日当たりのよい平地に自生し公園の芝生などでよく見かけます。花の色も色々あるようですが、私は、
白のネジバナを見たことがあります。

芝生の中に自生していて、芝刈りの時は刈られてしまいますが、花が咲いていると大切に残しています。ネジバナを見っめながら、何だか申し訳ない気がします。
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by butda2 | 2013-06-26 08:55 | 寺を彩る植物たち | Trackback

薬師如来座像

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仏像は、作製された国によって表情が微妙に違うので、なかなか見分けが難しいく、困ります。
この仏像は、タイで作製されたものです。どことなくエキゾチックな感じです。

ふつう薬師如来は、左手に薬壺(やっこう)、右手は腕を曲げて掌を開いて前にかざしていますが、この仏像は、右手を膝の上に載せています。
ちなみに、右手をかざしている姿を「施無畏印」(せむいいん)といつて、説法を聞く人の畏れを取り除くという姿です。
右手を膝の上に載せていますが、これは「降魔印」(ごうまいん)といつて、仏法を邪魔するものを、降伏させる姿を表しているのではないかと思います。

いずれにしても、薬の入った壺(薬壺)を持って、病む人を慈しみ、邪悪を取り除いてくれる、仏の慈悲深い顔をしています。何となく、心のなごむ仏像の一つですが。
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by butda2 | 2013-06-24 16:45 | 山寺の仏たち | Trackback

境内に咲くニーレンベルギア

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4月の中頃、娘が植えてくれたニーレンベルギアの花が、ようやく咲くようになりました。小型の植物をよく持って来てくれますが、やたらと横文字の草花の多いのに驚きます。

ニーレンベルギアを調べてみますと、メキシコから南アメリカ大陸に多くの種類が広く分布しているようです。そして、ナス科の植物で、アマモドキ属の多年草と紹介されていました。

花は、小型のさかずき状の花を咲かせるのが特徴で、その形から、カップフラワーとも呼ばれるそうです。小型ではありますが、とても上品な花です。増殖するには、タネよりもさし芽が簡単とのことです。最近は品種改良が進み、紫色の花など多種多様の花があるようです。

「心ここにあらざれば見れども見えず」といいます。できるだけ境内の美化には気を配っているつもりですが、気づいてくれる人もあれば、そうでない人もあります。
でも、小さな花たちは、そんなことなど気にもせず、初夏の今を精一杯輝いて、咲いてくれることに、
感動します。
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by butda2 | 2013-06-23 14:30 | 寺を彩る植物たち | Trackback

亡くなった人びとを救うお地蔵さま

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仏像を見分けるのは容易ではありませんが、それに比べてお地蔵さまは誰でも見分けられます。
お地蔵さんの頭には宝冠(ほうかん)も髪もなく、丸坊主なのが特徴です。それと、一般的にお地蔵さんは、左手に丸い宝珠(ほうじゅ)を持ち、右手に錫杖(しゃくじょう)を持っている姿がよく見られます。更に、首にネックレスのようなものを着けていますが、これを瓔珞(ようらく)いい、この点は他の菩薩さまと共通しています。

地蔵菩薩さまの働きについてはすでに説明しましたが、お地蔵さまの働きで、忘れてならないのが、亡くなった人びとを救う、「六地蔵」のことであります。六とは仏教でいう「六道」のことであります。つまり、人間の死後の命は、その人の現世の生き方によって、「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」「人間」「天上」と生まれ変わる、という「六道輪廻」(ろくどうりんね)を説きます。
地蔵菩薩は、その六道のいずれに生まれた人であっても、六っのそれぞれに合った姿になって、亡くなった人びとを救う働きをする。この六っの姿を「六地獄」といい、よく、墓地の入り口に建てられていることがあります。

こうしたお地蔵さまの働きは、広く民衆に信仰されて来ました。この写真のお地蔵さまの姿も、賽の河原で迷っていた子供たちを抱いて救っておられる姿ではないでしょうか。
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by butda2 | 2013-06-22 10:42 | 山寺の仏たち | Trackback

境内の初夏

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専念寺の創建は大正13年(1924年)であります。来年で90周年になります。鹿児島県においても新しい方ですが、それは大坊の寺から分離、独立した歴史によるものです。

当地は、廃仏毀釈の厳しかったところで、門徒の先祖には、念仏禁制の難を逃れて、山間地にある「片野洞穴」などに潜んで「隠れ念仏」をたして、仏法を守ったという歴史があります。

大正期になって、志布志の地において、浄土真宗の教義に異なると言われる、いわゆる「異安心」(いあんじん)問題が起こり、その事が元で、本寺から独立したという歴史があります。
命をかけて、浄土真宗の教えを守ってきた門徒衆の信念を、垣間見る出来事ではなかったかと思います。

以来90年、山寺は何事もなかったかのように、静かに青葉の初夏を迎えています。ケラマツツジの花も過ぎ、春の終わりに剪定した境内のシダレ梅の古木も、枝もたわわに生い茂っています。

「月日は百代の過客」と「奥の細道」の冒頭にありますが、今ここに生きる者として、過ぎ去った約百年の歴史を振り返り、先人の思いを大切にして、精進して行きたいと思います。
この写真は、これまで多くの先人たちが築いてきた、山寺の境内の風景です。
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by butda2 | 2013-06-21 16:16 | 山寺の風景 | Trackback

薬師如来さまの働き

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これまでは観音菩薩の像を中心にして、菩薩さまについて紹介しました。
先にも説明しましたように、菩薩とは、あくまでも仏さま(如来さま)の脇役(脇士)で、悟りを開かれた仏さまの世界に導いてくださる働きをされるのが、菩薩さまであります。例えば、観音菩薩は勢至菩薩とともに、阿弥陀如来の脇士で、阿弥陀如来のお立てになった極楽浄土に導く働きをされます。

この像は、薬師如来の像だと思います。
これからしばらく如来さまについて紹介したいと思いますので、まず、如来とは悟りを開かれた仏のことで、如(にょ)とは、真如(しんにょ)のことで、混じりけのない真実、嘘、偽りのない不偏の真理のことで、浄土の世界をいい、その世界から私たちを救うために「来た」仏のことを「如来」と言います。薬師如来、釈迦如来、大日如来等などです。

さて、この仏像は、手に「薬壺」(やっこ)、つまり、薬の壺を持っています。如来さまで物を持っている仏さまは、薬師如来さまだけです。
薬師如来さまは、病気で苦しむ人びとを、何とかして救いたいと、十二大願(12の願い)を立てられて、その願を成就されて、如来さまになられました。
「薬師さん」と呼ばれて、民衆に親しまれているのは、ただ単に民衆の病気を治すのみでなく、病気で苦しむ人びとに寄り添って、共に苦しみを共有してくださるからではないでしょか?
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by butda2 | 2013-06-20 10:41 | 山寺の仏たち | Trackback

アワモリショウマ

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アワモリショウマ(泡盛升麻)はユキノシタ科の多年草で、私たちは、写真のような花の白いのをシロショウマ、赤いのをアカショウマと言っています。
ショウマは、日本原産種で、近畿地方から九州地方にかけて分布して、山地の谷川の岩場などに生えています。

このショウマは、志布志市の山間地の岩場で、20年ぐらい前に採取して、寺の手水鉢の周りに植えたもので、場所が良かったのか、毎年、花を咲かせています。
最近は、このアワモリショウマの生息する適当な岩場も少なくなって、なかなかお目にかかりません。

ショウマと同じユキノシタ科で、アスチルベがありますが、これらは外来種で、実に様々な花を咲かせ、華やかなものがたくさんあります。

日本原産種のこのアワモリショウマは、地味ではありますが、涼しげな初夏の風情を漂わせています。寺の手水鉢とよく似合います。
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by butda2 | 2013-06-19 09:24 | 寺を彩る植物たち | Trackback