ことだま日記

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長期治療・長期滞在

           長期滞在の「指宿ベイテラス」ホテル

 私は6月25日から、指宿市にある「メディポリスがん粒子線治療研究センター」で「前立腺がん」の治療を受けて、今日で23回の粒子線照射の治療を受けました。全部で28回の治療を受けますので、あと5回になりました。
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 志布志から指宿までは、丁度3時間かかりますので、治療センターと隣接しているホテル「指宿ベイテラス」に宿泊して治療を受けています。ホテルには今日まで既に20数泊しました。
 「指宿ベイテラス」は、前にも紹介しましたように、現在のホテルの前身は、厚生年金の被保険者や年金受給者の保養施設「ホテルグリンピア」として親しまれ、利用された方も多いのではないかと思います。
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 私が宿泊している部屋は、一般人の利用者とは別に、8畳の和室ですが、長期治療者の多くが利用しています。
 ホテルは、指宿市の郊外の高台にありますが、敷地が広大で、施設も温泉を利用した治療やスポーツジム、プール、足湯などがあり、結婚式や披露宴会場など様々で、夏は週末にはいろいろなイベントも計画されていますが、私は週末には志布志へ帰省しますので参加したことはありません。
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 丁度、結婚式の広告作成のため、モデルの花嫁さんを撮影していましたので、写真を撮ってブログに書くことの了解を得ましたので、掲載させて頂きました。
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 ホテルに長く滞在して治療していると、がん患者のみであるせいか、治療センターでの出会、ホテルの大浴場や食堂での出会は、短時間であっても、同病の絆を深めたくれます。がんを明るく語れる唯一の場ではないでしょうか。

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by butda2 | 2014-07-30 15:21 | Trackback

咲いた「大賀ハス」

            たった一輪の「大賀ハス」

 「はちす」を略して「はす(蓮)」といいます。蓮はスイレン科の多年草で、原産地はインドでありますが、古く大陸から渡来したものです。
 蓮は仏教とのかかわりが強く、寺院の池や沼池、或いは水田などで栽培されています。このように、蓮は一般的に汚れた沼地で育ちますが、それでも気高く美しい花を咲かせます。汚れた沼地が、煩悩だらけの衆生を意味し、その煩悩だらけの衆生でも仏の教えにあうと、あの美しい蓮の花のような、素晴らしい「念仏の花」を咲かせるこたができるという喩え話があります。また、念仏を喜ぶ人のことを「白蓮華」とも言います。
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  私は昨年、植物愛好家の友人から「大賀ハス」を一株頂きました。私は現在、前立腺がんの治療のために、指宿市のホテルに滞在して治療を受けていますが、週末には志布志町の自坊に帰省しています。

 今回、5日振りに帰省した翌朝、「大賀ハス」が初めてつぼみをふくらませていました。帰省中に開くか、期待してタブレットで写真を撮りました。
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 「大賀ハス」の発見は、戦時中燃料不足を補うために、花見川下流の湿地帯に豊富な草炭が埋蔵されていることに着目し、その発掘調査の過程で、縄文時代の船だまりの中から、蓮の花托が3粒発見された。
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 植物学者でハスの権威者でもある「大賀一郎」氏が、この3粒のハスの実から、2粒は失敗したが、1粒が育ち、このハスを「大賀ハス」と命名されたといわれています。
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 ハスのつぼみが膨らんで、帰省中にほとんど開いてくれました。これが「大賀ハス」なのかと、しみじみと味あうことでありました。

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by butda2 | 2014-07-22 15:10 | Trackback

粒子線治療装置見学会

          粒子線がん治療装置の見学会

 指宿メディポリスがん粒子線治療研究センターでは、毎月2回位、患者や患者の付き添いなど希望者を対象に、放射線技師による「粒子線治療装置見学会を開催」しています。
 自分の治療の時間と重なることもありますが、今回は都合がよく、巨大な治療装置を見学することができました。
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 見学の前に、放射線の種類とそれぞれの治療について説明がありました。放射線の種類を大別すると、「光子線」(ガンマ線、X線)と「粒子線」(陽子線、炭素線)の二種類があり、「光子線」は従来の治療法として採用されている放射線治療のことでした。
 「粒子線」は「光子線」(光の波)に対して、粒子の流れで、この粒子を加速器により、がん病巣のみをねらい撃ちする放射線治療で、従来の放射線治療に比べて副作用が少ないという利点があるようです。
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 グラフで表されているのは、X線やガンマ線と粒子線(陽子線)による治療の違いを表したものです。X線、ガンマ線は照射の浅いほど強く、深いほど弱いとのことで、しかも、放射線が身体を突き抜けて多くの細胞に対してダメージを与えることが多いという。これに対して粒子線(陽子線)は、がん病巣に狙いを定めて照射して、正常な細胞にほとんど影響することなく、がん細胞に到達するという。
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 施設の見学は、私たちが毎回受けている治療室のほか、加速器(シンクロトロン)や回転ガントリーなどの大掛かりな装置を見学することができました。

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by butda2 | 2014-07-16 22:53 | Trackback

毎日新聞「はがき随筆」より

      「がんの治療中」(毎日新聞「はがき随筆」7月より)

 私は、自分が「前立腺がん」にかかって現在、指宿市にある「がん粒子線治療研究センター」で治療中であることを、初めて先のブログに書きました。
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 私は、約20年前から、毎日新聞鹿児島版のコラム「はがき随筆」に、ほとんど毎月随筆を投稿しています。この「はがき随筆」は、ご存じの方も多いと思いますが、一行14文字、18行以内、全文252文字以内でまとめて書くエッセイで、私は、その時々の出来事を日記風に書いて毎月投稿しています。
 今月10日に掲載された随筆を次に掲載させていただきます。
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     「がんの治療中」(毎日新聞鹿児島版 6月10日掲載)

 「検査の結果はほとんど問題ありませんが、ただPSAの数値が高いので、ここ数ヵ月のうちに泌尿器科で再度検査してください」。1月7日に受けた人間ドッグの結果説明であった。
 3月中旬、泌尿器科に紹介状を持参して検査を受け、やがて、2泊3日の入院がん検査を受けた。数日後、夫婦同伴で来院するようにとの連絡があり、行って驚いた。がんの細胞が3ヵ所から摘出されたとのこと。
 治療の方法の説明があった。私はどの治療も受けずに、これまでの人生の保養を兼ねて、指宿市のホテルに泊まり、粒子線がん治療を受けることにした。
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 以上が今回の私の随筆です。ホテルは、治療センターに隣接していて、毎日午前中に治療を受けています。午後は部屋にこもって読書、ブログ、日記、友人へのメールで過ごし、時々指宿市に下りていって昼食に好物の「ラーメン」食べに行きます。大浴場は温泉が四六時中開放されていますので、毎日、午前6時と午後5時にゆったり入っています。これまでの人生でこんな日々を送ったことはありません。8月6日まで心静かに過ごしたいと思います。

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by butda2 | 2014-07-15 14:03 | Trackback

がん治療中「一期一会の出会」

           ホテルに滞在してがんの治療中

 私は去る6月25日から、指宿市にある「がん粒子線治療研究センター」で前立腺がんの治療を受けるため、センターと隣接しているホテルに滞在しています。粒子線治療の照射は28回受けなくてはなりませんので、まだしばらくは宿泊します。
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 今日は、台風8号の襲来により、治療は中止になりましたので、外出もできませんので、宿泊しているホテルを写真にうつし、人との出会も書いてみます。
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 ホテルは「指宿ベイテラス」といいますが、以前は「グリンピア」と呼ばれていました。つまり「グリンピア」は、厚生年金の被保険者や年金受給者のための保養施設で、全国に10数ヶ所あつた施設の一つです。
 現在は新日本科学を本社として、経営は「指宿白水館」が行っているとのことでした。
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 ホテルの中の宿泊は、長期治療者のための格安の部屋から、豪華な部屋までありますが、ホテルの中の施設は誰でも使えます。食堂もバイキングの食堂と、和食の食堂の2ヵ所ありますが、私はほとんど、和食の方を利用しています。
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 特に、ホテルの温泉は広くて、朝夕2回入浴しています。 私はすでに11回の照射を受けていますから、ホテルの滞在の日数もそれくらいになります。ホテルに長期に滞在している人は、付き添いを除いてみんな「がん」患者ばかりです。風呂に行くと、それぞれ治療台の位置を示す黒いマーカーを体に付けています。マーカーの位置によって、何のがんなのか、だいたい分かります。
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 入浴しているときも、食堂で食事をしていているときも、みんなが明るく、話し掛けてくれます。遠くは東京、大坂、福岡など、各地から来ています。
 日が経つにつれ、先に来た人たちが次々に治療が終わって帰って行きます。また会うこともないであろう人なのに、惜別の思いがします。「一期一会」の思いを込めて、握手して別れます。ここには、がんと明るく向き合っている人たちがたくさんいました。

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by butda2 | 2014-07-10 10:27 | Trackback

鹿児島~指宿街道

             巨大な喜入石油備蓄基地

 指宿市にある「がん粒子線治療研究センター」で、ただ今、前立腺がんの治療を受けるため、センターと隣接しているホテルに滞在して治療を受けています。週末には帰宅するので、鹿児島市から指宿市までの鹿児島湾沿いの国道を車で走る機会が増えました。
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 私は薩摩半島の対岸の大隅半島の志布志市に居住しているので、特に指宿市方面には関心があります。その中でも、間近に見る国道沿いの巨大な喜入備蓄基地には驚きました。
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 鹿児島県には、世界最大級とも言われる喜入の新日本石油の原油中継備蓄基地をはじめ、薩摩半島の西側の、いちき串木野市にある地下の岩盤タンクを使用した串木野国家備蓄基地、大隅半島の東側の東串良町に、志布志国家備蓄基地の3つの石油備蓄基地があります。
 一度は近くで見たいと思い、鹿児島市から指宿市に行く途中、喜入の「道の駅」に車を止めて、初めて備蓄基地を間近にすることができました。
 志布志市の近くにある志布志石油備蓄基地は見ましたが、喜入の備蓄基地は、さすがに世界最大級と言われる備蓄基地で、近くで見て、その規模の大きさに驚きました。

 治療はまだしばらく続きますので、これからも、時間を見て薩摩半島の探訪をしたいと思います。

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by butda2 | 2014-07-08 20:35 | Trackback

彫刻の匠の技

             達磨大師と寿老人の彫刻

 達磨大師の像はいろいろありますが、ここに紹介する達磨大師の像は、自然にできた木の瘤(こぶ)を用いた大師像です。
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 達磨さんには手も足もありません。木の瘤はそのままで、肩から頭部をすべすべに彫刻し、何とも味わい深い、見事な達磨大師であります。
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 伝えによると、達磨大師は南インドの生まれで、中国で活躍した僧侶で、中国の禅の開祖です。やがて日本にも伝わり、臨済宗や曹洞宗など、我が国の仏教に大きな影響を与えました。
 達磨が面壁9年の座禅によって手足が腐ってしまったという伝説は有名です。
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 次に紹介するのは「寿老人の像」です。この像は、竹の根を用いた彫刻です。寿老人の像の裏側を見ると、写真のように竹の節が分かります。
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 寿老人は中国の宋(1068~1093)の時代の人で、長頭の老人で、杖をたずさえ、杖の頭に巻物をつけ、うちわを持ち、鹿をつれていたという。
 我が国では、長寿を授けるという、七福神の一つでもあります。

 他にも、自然の古木に彫られた仏像をいくつか収集していますが、何れも素晴らしい匠の技を感じ、自然と手の合わさる思いがいたします。

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by butda2 | 2014-07-05 21:45 | Trackback

先進医療「粒子線がん治療」

           コラム「ドクターの手帖から」
    メディポリスがん粒子線治療センターセンター長=菱川良夫医師

 私は、前立腺がんを患って、指宿メディポリスがん粒子線治療センターで6月25日から粒子線治療を受けています。
 粒子線治療については前回紹介しましたが、今回はセンター長が書いていますコラム「ドクターの手帖から」を検索しましたので、その一部を抜粋して紹介いたします。 
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まず「菱川先生」を紹介します。1974年神戸大学医学部卒業、医学博士 放射線科専門医としてのキャリアを積み90年にヨーロッパ放射線治療学会小線源治療賞を受賞 2001年から10年まで兵庫県立粒子線医療センター院長を務め、2010年4月から現職 神戸大学、鹿児島大学、順天堂大学の客員教授を兼任 粒子線治療の第一人者として普及啓発活動に力を注いでいる。著書に「がんは治る時代が来た」
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 次に紹介するのは「ドクターの手帖から」の抜粋です。

1、選んだ治療で「治る」と信じること がんにかかつて、治るだろうかと不安になるのは当然ですが、それでも、医師と話し合って一つの治療法を選択した以上は「これで治るんだ」という決然たる態度で臨んでいただきたい。結果を恐れるより、医師と「共に闘う」覚悟で治療に取り組んでほしい。

2、粒子線治療の決め手はチームワーク 患者が「治る」と確信すると同じように、医療のチームは「できる」と思うことの大切さを私は日々医療の現場で実感してきました。大掛かりな装置を巧みに操作しなければならないこの治療において、常時20人超のチームワークを熟成させるのに完成以来3年余の時間が必要でした。粒子線治療では、チームワークの比重が大きいと思います。チームのみんなに「自分たちはできる」と思ってもらうことが大切です。

3、成長の起爆剤は理屈より「明るさ」 2010年当時と比較すると「あの頃は雰囲気が暗かった」という印象が先に浮かびます。要は粒子線治療装置の使用に「とても無理だ」という臆病風が原因だったのです。この臆病風をなくするために私は朝礼の度に「楽しくやろう」「兵庫だって最初はここと一緒だった、きっとできる」と言葉をかけ、施設内が明るくなるように努め、ふさぎがちだったチームの中にも笑顔が目立つようになり、それと共に粒子線治療への自信もふくらんでいるように思います。
 やつてみる前に自らを決して疑わず、必ず「できる」と思うこと。どんな仕事にも、そして、病気の治療にも共通する極意ではないでしょうか。
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 以上が先生のコラムの抜粋でした。共感することが多かったので、紹介いたしました。なお、先生は週に4~5回、待合室のフロワーで、粒子線治療についての講話をされます。終わって一緒に写真を撮って頂きました。

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by butda2 | 2014-07-02 09:02 | Trackback