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ことだま日記

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鹿児島県新人川柳大会

       R1年度鹿児島県新人川柳大会に参加して
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 去る7月7日、第47回鹿児島県新人川柳大会が鹿児島市勤労者交流センターで行われ、参加しました。私は昨年に続いて2回目の参加でした。今年は努力の甲斐あって総合4位に入賞しました。
 大会の兼題は❬習う❭❬サイン❭❬山❭❬におい❭❬祭り❭❬手帳❭6、各2句を投句しました。
私の各題の投句と成績は次の通りです。
1、❬習 う❭ 準特選 園児等が習いはじめた英語塾
       入 選 四苦八苦経典習う若き僧
2、❬サイン❭ 入 選 子のサイン気付いて守る親の愛
       佳 作 まだ解けぬサインコサインタンジェント
3、❬山❭   入 選 山動くような雷鳴雨宿り
       没   ざわめくが山は静かにそびえ立つ
4、❬におい❭ 入 選  西瓜割る涼しげにおう猛暑の日
       佳 作 本堂に香のにおいに座禅組む
5、❬祭 り❭ 入 選 シャカ祭り花嫁乗せた馬の列
       入 選 むら祭り過疎の村にも笛太鼓
6、❬手 帳❭ 特 選 老いた今余白の多い我が手帳
        没  手帳には和顔愛語と書き残す
以上12句の内、入選以上が10句、内、特選1、準特選1、佳作2、入選6でした。没が2句ありました。2回目としては良く出来たと自己満足しています。

# by butda2 | 2019-07-10 15:40

第1回[専念寺写真展]

           第1回[専念寺写真
第1回[専念寺写真展]_d0298869_17343234.jpg
 開かれた寺院活動の一環として、今年度新しく[写真展]を開催することにしました。
 作品の種類は、▫人物▫風景▫行事▫動物など。写真のサイズは▫6っ切またはワイド6っ切で簡易な額入りで出品してもらいました。
 出品作品は10人、26点が集まりました。審査は志布志の[こうへい写真館]の宮ヶ原耕平さんにお願いしました。また、7月6日行われた[専念寺伊勢堀院永代経法要]に参詣された方にも投票してもらいました。その結果は次の通りでした。
    [審査委員長による審査結果]
▫1位 一木法明氏[専念寺]=[お寺のマリン]
▫2位 峯崎善通氏[有明町原田]=[二人の花火]
▫3位 一木裕加氏[専念寺]=[仲良し三人組] でした。
    [参詣者者による投票の結果]
▫1位 鮫島秋雄氏[志布志町北大原]=[清夏写す水面]
▫同点2位 一木法明氏[専念寺]=[お寺のマリン]
▫3位 鮫島秋雄氏=[志布志町北大原]=[涼む紫陽花] でした。
    [努力賞]=こうへい写真館から次の方に[努力賞]が贈られました。
▫岩坂ふみよ氏(志布志町平和)=[はらぼけ地蔵]

# by butda2 | 2019-07-08 17:34

畏友-石附達郎氏の御逝去を悼む

           歌人-南史郎先生の御逝去を悼む
 先日、志布志市の専念寺伊勢堀院本堂において、歌人-南史郎先生を偲ぶ会を開催しました。当日は、南先生の御夫人と娘さんを東京からお出でいただき、歌集[はなさい]会員や友人、21人が集まり行われました。当日、法要の中で、先に出版された季刊誌[はなさい]掲載された小生の[畏友-石附達郎氏の御逝去を悼む]を朗読しましたので、それを掲載します。
            [畏友-石附達郎氏の御逝去を悼む]
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 去る2月5日、畏友-石附達郎(歌人-南史郎)氏が御逝去されました。私は短歌はしませんが、石附さんが勤務する三菱商事が、志布志湾開発などに携わり、石附さんは志布志サイロの初代社長として志布志に赴任されました。石附さんが昭和63年に志布志ロータリークラブに入会されたのを機に、今日まで交友を続けてきました。御逝去に当たり、畏友の業績の一端を述べさせていただきます。氏は、昭和60年から約20年間志布志に居住され、歌集[花騒][海に吼える]などを出版されました。(中略)一方、旧志布志町の社会教育委員をしたり、生涯学習では文学講座を担当して[源氏物語][徒然草][古今集]などを講義されました。(中略)また、志布志町文化会館の庭には氏の歌碑も建立されました。
 [列島の南端に棲むけものわれ 生きの限り海に吼えよう] 一方、氏の短歌に
 [この土地を終の住みかと決めしより 風に耳あり星に声あり] と詠い志布志を終の住みかとすべく居を構えられましたが、体調を崩し、晩年は東京で暮らしました。氏は、焼酎を好み、カラオケでは[白いブランコ]を唄い、人との談笑が得意で、鹿児島弁の[てげてげ]や[よんごひんご]などの言葉が好きで、鹿児島をこよなく愛した男でもありました。心から哀悼の意を申し上げます。
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# by butda2 | 2019-06-23 14:57

随筆[老いの風景]

              随筆[老いの風景]
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 5月の後半になって、テレビで連日気温の上昇にともなう熱中症の予防を報じている。
 私の住まいは、木々に囲まれた田舎の山寺である。日中には気温30度位まで上昇するが、朝夕は15度前後でかなり肌寒い。
 最近は冬を越したメジロが住み着き、早朝から賑やかである。口笛で鳴き真似をすると一段と囀ずる。縄張りをもったウグイスも、他を寄せ付けない威厳をもってかん高い。
 庭にはケラマつつじの古木が2本、新緑の中に南国特有の情熱的な赤に映えている。この風景の中に80数年間生きてきた。未だ経験しない明日へ向かって歩を踏みしめている。

# by butda2 | 2019-06-06 11:19

南日本新聞[ひろば]〔川柳を楽しむ〕

      川柳を楽しみ老後を明るく(南日本新聞[ひろば]より)
 南日本新聞[ひろば]欄に投稿していた随筆[川柳を楽しみ老後を明るく]が掲載されていたので紹介します。
南日本新聞[ひろば]〔川柳を楽しむ〕_d0298869_16085579.jpg
           [川柳を楽しみ老後を明るく]
 私は傘寿が近づいた頃から、体力を使わなくても継続して楽しめる、老後の趣味を探していた。以前から本紙[南日柳壇]が気になっていた。
 自分の職業に関連した川柳はできないものかと思い、作った川柳2句を恐る恐る投稿してみた。すると数週間後に、そのうちの1句が掲載され、評まで付いていた。[いいはずだ あの世還りはまだいない]。私の処女作だ。法話にも使えて面白い。[三回忌 夫を亡くして 若返る]などは、大いに受けて座がなごむ。
 投稿を始めて間もなく4年。掲載された時の喜びを味わうため、ボツにもめげずせっせと投稿している。川柳は日常の生活の中から編み出され、表現された世相や人情、ウーモアが人生を豊かにしてくれる。
 誰もが健康で長生きしたいと願っている。でもそれだけでは満足できない。日々の生活の中で何かを創りだす喜びは、生きている喜びでもある。私は川柳を楽しみ、老後を明るく生きたいと思っている。    (R1、5、31掲載)

# by butda2 | 2019-05-31 16:06