ことだま日記

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中品印の阿弥陀如来座像

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      ヴィクトリア&アルバート美術館蔵(イギリス)の阿弥陀如来座像
 阿弥陀如来の印相(阿弥陀如来の手の位置、指の結び=印相)は九種あります。これを九品印(くぼんいん)といいます。この九品印は、両手のかざし方で、三つのグループに大別します。
 つまり、阿弥陀如来の座像で、膝の上で印を結んでいる姿(相)を上品印(じょうぼんいん)。写真の座像のように、両手をかざしている姿を中品印(ちゅうぼん)。そして、印を結んで右手を上に、左手を下にしている阿弥陀如来立像を下品印(げぼん)の印相を表しています。

 次に、指の結び方が、それぞれに三つ通りあります。親指と人差し指(上生)、親指と中指(中生)、親指と薬指(下生)と、それぞれに三つの印相があります。
 写真の座像は、両手をかざしていますから中品印の姿ですが、親指と人差し指を結んでいますので「中品上生(ちゅうぼんじようしょう)印」であります。

 上品、中品、下品も、上生、中生、下生も、人それぞれの生き方によって区別され、阿弥陀如来はそれぞれにあった姿になって、どのような人でも、もらさず救うという仏の慈悲を表現したものと思われます。

 この姿の阿弥陀如来座像は珍しく、さいたま市の廓信寺の本尊が、この姿の座像です。
 写真の仏像はH13年にイギリスに行かれた友人から頂いた、阿弥陀如来座像のレプリカです。
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by butda2 | 2013-07-11 10:01 | 山寺の仏たち