ことだま日記

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親鸞の説いた他力本願

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             浄土真宗の開祖 親鸞聖人の絵像
 親鸞聖人は滿9歳のとき出家し、比叡山において20年間、天台宗の厳しい修行と学門を通して、悟りの道を求めました。
 しかしながら、いかなる修行と学門をしても、どうしても悪業煩悩を断ち切れず、悟りの世界に至ることができませんでした。
 このことを親鸞は自らをふりかえつて、「いずれの行も及び難き身」と言って、どんなに修行しても何一つとして煩悩を断ち切ることのできない我が身を嘆いておられます。

 親鸞は「生死いずべき道」(迷いの世界から出る道)を求めて悩み、やがて比叡山を下りて、「自らの力で断ち切って行くのではなく、仏の救いの力で救われていく」という教えを説く法然上人のもとを尋ね、他力の教えの道を進むようになりました。

 「他力」とは、他人まかせの無気力な考え方を言った言葉ではありません。「他力」とは、仏の力、仏の願いの力を言うのであります。このことを親鸞聖人は「他力というは如来(仏)の本願力なり」と示されています。
 「いずれの行も及び難き身」つまり、いずれの行をもっても悟りを開く力を持たない悲しむべき私を、救わずにはおかないという、阿弥陀如来の救いの力のことであります。
 これが親鸞聖人の説いた浄土真宗の根本の教えであります。
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by butda2 | 2013-07-23 05:52 | 山寺の仏たち