境内の花壇に咲くマツバボタン
秋も深まる10月の中旬、境内にはサルビアをはじめコスモス、ニチニチソウなどが咲いていますが、その中でも、ひときわ目立っているのは「マツバボタン」の花です。
ほとんどの寺がそうであるように、先ず、境内の掃除、美化は、寺院に勤める者の大切な職務(修業)の一つだと思います。
山門をくぐって、境内が整然として、季節季節の花の彩りがあると、思わず心が癒されます。
マツバボタン(松葉牡丹)は、花壇に這うように広がって生えています。葉は多肉質の棒状で、先端が短く、やや尖っていています。
マツバボタンは1年草ですので、種を蒔くか、または挿し芽をして増やしますが、そのままにしていても、翌年には芽が出て、写真のような花を咲かせてくれます。
一方、境内の銀杏は、秋の深まりとともに、今から落葉が始まり、また、冬の掃除の格闘が始まります。釈迦の弟子のように「チリを払い、悪を除け」と、称えながら頑張りましょう。人生の修業だと受け止めて・・・。大袈裟ですか。