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ことだま日記

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専念寺の初盆法要

                 専念寺の初盆合同法要

 当寺では、毎年、初盆法要を8月13日、14日に勤めています。13日には主に初盆法要を寺で希望される家庭の法要を合同で勤め、14日には家庭で初盆法要を希望されるところに巡回して勤めています。
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 最近の傾向として、初盆法要を寺で希望される家庭が増えた来て、13日は12戸の初盆を迎える遺族の方々で本堂が一杯でした。
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 盆は、亡くなられたご先祖の方々がそれぞれの家庭に還って来られる、という日本独特の伝統的行事のようですが、仏教的には「仏説盂蘭盆経(ぶっせつうらぼんきょう)」に説かれている説話をもとにしてできた行事が基本のようです。
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 当寺では毎年、盆法要の時の法話では、盂蘭盆経に説かれている釈迦の弟子「目蓮(もくれん)」の母にまつわる話をしています。その話の概略は次のようなものだす。
 目蓮の母は、生前、我欲に満ち、施しの心に欠け、その報いとして「餓鬼道(がきどう)」の世界に落ちて苦しんでいました。その母を救うため、お釈迦さまの教えに従い、母に代わって、母のしなかった施しをして母を救ったといいます。それが今の盆(7月或いは8月の13日の頃)の時期に当り、亡くなられた方々を迎えて供養するようになりました。
 亡くなられた方の命日供養も、この話に由来しているようです。
by butda2 | 2016-08-18 11:50