ことだま日記

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念珠(ねんじゅ)のこころ

                 念珠のこころ
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 念珠は、僧侶や門信徒が念仏の回数を数える道具に用いられていたため「数珠(じゅず)」ともいいます。
 念珠はお釈迦さまの時代にもありましたが、仏教がインドから中国に伝わり、道綽(どうしゃく)禅師(ぜんし)により、日に7万べん、念仏をとなえることを説示したことで、数える道具として広まりました。
 わが国では、仏教が民衆化した鎌倉時代に、中国に渡った僧侶たちが、菩提樹の実などで作った珠(たま)を資材にして念珠を広めました。
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 浄土真宗では、仏前で礼拝(らいはい)するときに用いますが、蓮如上人(れんにょしょうにん)は「念珠をを持たないでお参りするのは、仏さまを手ずかみにする失礼な行為」と言って、念珠を推奨されました。
 念珠は仏さまを拝む大切な「法具(ほうぐ)」です。念珠の下にある大きな珠(親玉)は阿弥陀さまを、左右の珠(天玉)を観音(かんのん)、勢至(せいし)の菩薩といただきます。
 また、左右の珠を父母といただくならば、念珠は私たちを取り巻く多くの「いのち」のつながりの輪でもあります。念珠にはいろいろな意味がこめられています。大切にしましょう。
                              (専念寺報第144号より転載)
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by butda2 | 2018-06-22 15:10