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ことだま日記

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教え子の同窓会

           教え子の同窓会に招かれて

 去る11月、香川県の琴平、小豆島に宿泊して行われた松山中38会(さんぱちかい)の同窓会に招かれ、お礼の気持ちを込めて南日本新聞の[ひろば]欄に投稿し掲載されたので、次に転載することにしました。
教え子の同窓会_d0298869_20373099.jpg
[香川県の琴平、小豆島に宿泊して行われた教え子たちの同窓会に招かれた。
 彼らは1963(昭和38)年に旧松山中学校を卒業したいわゆる団塊の世代で、すでに古希を過ぎている。当時はまだ経済的にも恵まれず、多くの生徒が中卒で関東、中京、関西地方に就職した。難儀をしながら働き、日本の高度経済成長を支えた。
 集合場所の岡山駅に着いて驚いた。東京、名古屋、大阪、そして鹿児島から総勢26人が集まった。ちょうど一巡り年上の私が参加できたことを非常に喜んでくれた。
 貸し切りバスで瀬戸大橋を渡り、2泊3日の旅が始まった。こんぴらさんや栗林公園などを見学し、小豆島では二十四の瞳映画村などを巡った。50数年前に彼らと行った修学旅行を思い出した。バス観光も楽しかったが、旅館での懇親会が参加者との絆を一段と深め、教師であった喜びを改めて味わった。
 彼らは5年後には喜寿を迎える。記念の同窓会は志布志市で行うとのことである。それぞれ全国各地で生活しているが、中学時代に共に学んだ同郷の仲間として、いつまでも交流を続けている姿を見て、うれしくてたまらなかった。]
        以上 南日本新聞より(平成30年12月15日掲載)

by butda2 | 2018-12-18 20:35