ことだま日記

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「伝えたいこと」(はがき随筆より)

           「伝えたいこと」(毎日新聞「はがき随筆」より)
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 私は約20年近く、毎日新聞鹿児島版のコラム「はがき随筆」に毎月1本投稿しています。毎回没にならないように推敲しながら出しています。でも、時には没を覚悟で投稿することも有ります。
 今回の「伝えたいこと」は、やや偉そうに取られて没になるのではないかと思いながら投稿したものです。次に掲載させていただきます。

        「伝えたいこと」(毎日新聞鹿児島版「はがき随筆」より)

 一度だけしかない人生だから齢(よわい)80を過ぎたのを機に、私と同世代の人たちに伝えたいことがある。足腰が丈夫で運動や講座などに参加できる間はいいけれど、車も乗れず、自由に歩けなくなったときはどう過ごす。一人暮らしを余儀なくされ、福祉の援助は受けられても精神的な孤独は解消しない。最近の高齢者は孤独や孤立から逃げ、死について無知であるという。五木寛之の「百歳人生を生きるヒント」を読んだ。彼が言う。「長生きこそ幸せという価値観は人生の充足感、達成感とは無縁」と。伝えたい。「何年生きたかではない、どう生きたかだ」と。(2018、1、22掲載) 以上
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by butda2 | 2018-01-24 12:36

御正忌法会

            御正忌(親鸞聖人の命日法要)で紙芝居を
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 1月16日は浄土真宗の開祖、親鸞聖人の命日です。親鸞聖人の命日を「御正忌」(ごしょうき)といい、浄土真宗の寺では法要が勤まります。
 当寺も、毎年御正忌は参詣者が多く、盛大に行われます。今年は、当寺の法務員により、紙芝居「弁円済度(べんねんさいど)」(板敷き山の弁円)を演じて、親鸞聖人を偲んでいただきました。
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 物語のあらすじは、親鸞聖人が関東地方(今の茨城県)を開教されたときのこと。当時は関東の地は開発も遅れ、祈願、祈祷をもとにした「山伏信仰」が行われていました。
 親鸞聖人の説くみ教えは、祈願、祈祷の教えで救われるのではなく、仏の温かい慈悲を聞いて、心が救われてこそ人は幸せになると教えました。
 やがて人々は山伏信仰を捨てて、親鸞聖人のもとを訪ね、阿弥陀如来の救いに帰依するようになりました。
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 こうしたことに対して、山伏の弁円は親鸞聖人を憎むようになり、やがては聖人の命をつけねらうようになりました。布教のため、いつも通る板敷き山の峠で待ち伏せするけど果たせず、ついに聖人の住む庵(いおり)に押し掛けました。
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 これに対して聖人は、にこやかな様子で弁円に接し、優しく阿弥陀如来の救いの教えを説きました。殺気立っていた弁円は、次第に聖人の熱意と人柄に心がなえ、持っていた刃(やいば)を投げ捨てて、たちどころにして聖人の弟子になり、法名を明法房弁円と名のり、熱心な念仏者になったという物語を紙芝居に描いて演じました。
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by butda2 | 2018-01-23 17:18